Serverless Frameworkによって、開発者はプロバイダーに依存しないサーバーレスアーキテクチャを記述できるようになります。そして、Serverless Frameworkが対応するプロバイダーの一つが、Cloudflare Workersです。
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Serverless Frameworkは、開発者がサーバーレスプロバイダー経由で展開できるサーバーレスアプリケーションを作成するのに役立つツールです。アプリケーションを既定ベンダーの仕様で記述する必要がなく、フレームワークは開発者が選択したベンダーの展開に必要な形式にコードを変換します。Serverless Frameworkは、ほとんどの主要なサーバーレスコンピューティングベンダーに対応しています。
サーバーレスプロバイダーは、展開プロセス、アクセス制御、対応するプログラミング言語、提供するツールなどすべて多少異なりますが、Serverless Frameworkを使用して構築されたアプリケーションは、プロバイダーに依存しません。つまり、アプリケーションは展開されたソフトウェアがどのプロバイダーにホストされている場合でも、期待通りに機能します。
開発者は、フレームワークを使用してサーバーレスアプリケーションを展開できます。このフレームワークはコードを選択したプロバイダーに適応させ、コードをパッケージ化して展開します。
さらに、Serverless Frameworkは、バージョン管理、定型コード、テンプレートなど、プロバイダーが提供していない可能性のある、サーバーレスアーキテクチャを構築するための機能を提供します。その結果、開発者はアプリケーションのセットアップとコード展開に関連する複雑な作業を行わなくても、サーバーレスコンピューティングの利点を備えた製品の構築ができます。
Cloudflareは、Cloudflareのエッジネットワーク上で動作するJavaScript関数を構築し、デプロイするためのプラットフォームであるCloudflare Workersを介してサーバーレスコンピューティングサービスを提供しています。エンドユーザーに近いエッジでコードを実行することで、レイテンシーを削減し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。各Workersが、HTTPリクエストを変更、応答できます。
Cloudflare Workersは、Serverless Frameworkで対応されるプロバイダーの1つです。開発者は、Cloudflare Workersとして展開されるサーバーレスアプリケーションを構築できます。開発者が複数の場所でコードを実行するアプリケーションを記述する場合、Cloudflare Workers UI内でWorkersを記述するよりも、Serverless Frameworkを使用する方が効率的なこともあります。この統合により、開発者はWorkersとServerless Frameworkの両方の利点を活用できます。
統合の仕組みに関する技術的な詳細は、以下のドキュメントを参照してください。