利用が集中、あるいは地理的に遠隔地にあるサーバーはレイテンシーが長くなり、ユーザー体験が劣化します。 このようなミスが実際にコスト増や顧客喪失、売上減、評判の低下といった結果を招いています。
Load Balancingを利用すれば、状態の悪いオリジンサーバーからトラフィックを迂回させて最も余裕があり応答性に優れたサーバープールに動的に分散することによって、アプリケーションのパフォーマンスと可用性を改善できます。
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Load Balancingは、世界300都市に配置された 当社の各データセンターで実行されており、DDoSに強い当社の世界最速の権威DNSを利用しています。Cloudflareがグローバルに展開するエニーキャストネットワークは、過去最大のDDoS攻撃の15倍の容量を備え、負荷の上昇があってもトラフィックの継続的なルーティングを確保します。Cloudflareの負荷分散は、プロキシと非プロキシの両方のトラフィックをサポートしています。
プールサーバーの正常性をアクティブに監視し、停止を検知、ダウンタイムのリスクを除去します。 サーバープールの異常状態の判断は、ユーザーが設定可能な広範なパラメーター一式に基づいて行うことができます。 正常性チェックは、定期的なHTTP/HTTPSリクエストにより最短で10秒間隔の頻度で実行可能で、メール通知またはREST APIの形でレポートを配信します。
トラフィックの詳細なビューを提供。トラフィックにどの配信元とプールがどのような理由で選択されているのかを確認できるため、インサイトを収集してインフラストラクチャを最適化することができます。 自身のトラフィックの需要を、Load Balancerやプール、配信元を基準に、複数の期間単位で可視化します。
リアルタイムにマップを作成し、オンプレミス、クラウド、またはハイブリッド環境といったホストされている場所の違いに関わらず、世界中のすべての配信元の応答性を分析します。 リクエストのパフォーマンスが低下している地域が特定され、適時、障害等の原因を調査することができます。
Cloudflareの負荷分散は、マルチクラウド環境にシームレスにフィットし、コストを要するベンダーロックインを回避できます。 ベンダーに依存しないLoad Balancerを使用することで、単一プロバイダー依存で起こるサービス中断からアプリケーションを保護し、アーキテクチャのフォール トトレランスが向上します。 停止や、クラウドプロバイダーとの接続の問題を検知すると、Cloudflareの負荷分散機能によりトラフィックを自動的に正常なサーバーにルーティングします。
ユーザーのセッションを特定の配信元にバインドすることで、Session affinityを維持し、セッション中のすべてのリクエストの同一配信元への送信を保証します。 これにより重要なセッション情報を維持し、シームレスで中断のないユーザー体験を実現します。
Cloudflareの負荷分散は、設定と管理を容易に行えます。 Cloudflare ダッシュボード またはREST APIを使用すれば、数分で、負荷分散インフラストラクチャを完全に機能させるための設定が完了します。 ハードウェアやソフトウェアの追加は不要です。 トラフィックの増減に合わせて、Load Balancerに配信元を追加または削除できる柔軟性も備えています。