Cloudflareのお客様の中には数多くの大規模コンテンツ制作者が含まれ、当社は、著作権で保護されたコンテンツを守ることに真剣に取り組んでいます。Cloudflareのサービスは、お客様の知的財産を悪意のあるボットやクローラーによるサイトコンテンツのスクレイピングや改ざんなどから保護するために役立ちます。また、Webサイトの高速化により、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。当社は、インターネット上の侵害コンテンツに懸念を有する著作権者を支援する最善の方法を見極めるために、世界中の著作権者と協力しています。
不正利用に対するCloudflareの対処プ ロセスは、侵害コンテンツに関する苦情が当該コンテンツをインターネットから削除する権限を有する当事者に確実に届くようにすることによって、著作権者を支援することを目的としています。インターネットの多くの部分は、当社のパススルーセキュリティおよびパフォーマンスサービスの提供を受けており、それらのサービスは多くの場合無償です。これらのサービスを利用しているWebサイト上で権利者が侵害コンテンツを発見した場合、Webサイトのホスティングプロバイダーの代わりに当社のIPアドレスとネームサーバーが表示されるため、Cloudflareに連絡をいただくことがあります。当社は、当社でホストしていないコンテンツをインターネット上から削除することはできませんが、削除権限を有するWebサイト運営者およびホスティングプロバイダーと権利者との橋渡しをすることは可能です。当社は、著作権に関する苦情をWebサイト運営者およびホスティングプロバイダーに転送し、権利者にホスティングプロバイダーの連絡先をお伝えしています。当社にはそのような支援をする法的義務はありませんが、Cloudflareはこうした支援の提供が正しいことであり、当社がお役に立てる最善の方法だと考えています。
あまり一般的ではありませんが、米国法(デジタルミレニアム著作権法)および欧州法(電子商取引指令)の下で確立されたフレームワークに則って、著作権に関する苦情に対処するために、他の措置も講じています。当社がホストしているコンテンツについて著作権に関する苦情を受けることは稀ですが、受けた場合は、当社はデジタルミレニアム著作権法(17 U.S.C. § 512(g))の手続きに従って、該当するコンテンツを削除するかアクセスを無効化します。この手続きの詳細については、「不正利用の通報」のページをご覧ください。また、当社はデジタルミレニアム著作権法(17 U.S.C. § 512(b))に基づく有効な通知に従って、著作権を侵害しているコンテンツのキャッシュを削除します。当社はさらに、デジタルミレニアム著作権法(17 U.S.C. §512(i))に従って、著作権侵害行為を繰り返す者に対してはサービス契約を終了する方針を定めています。
Cloudflareは、不正利用通報プロセスの一環として提供する情報に加えて、権利者が侵害の可能性を調査するのに役立つ他のリソースも提供しています。当社は、デジタルミレニアム著作権法(17 U.S.C. § 512(h))に基づいて発令された有効なサピーナ(罰則付き召喚状)に応じて情報を提供します。また、通常はセキュリティ上の理由からアクセスできない機密性の高いオリジンIPアドレス情報へアクセスできるよう、トラステッドレポータープログラムを特定の権利者団体に対して展開しています。当社は日頃から、提供するサービスの性質に鑑みて最善 の権利者支援方法を見極めるべく、当該プログラムの参加対象団体や関連する政府機関、および法執行機関と定期的に連絡を取っています。