DonaldJTrump.com

Giles-Parscale社、DonaldJTrump.comを運営するデジタルエージェンシーCloudflareでトランプ大統領の選挙キャンペーンサイトを保護

ドナルド・トランプ大統領とGiles-Parscale

2016年のアメリカ大統領選挙では、前例のない数のWebページ閲覧、ソーシャルメディアの投稿、オンライン広告が火付け役となり、デジタル選挙の新たな基準を作りました。このトレンドをけん引したドナルド・トランプ氏がデジタルでデータ主導型の大統領選キャンペーンを繰り広げました。トランプ氏は、テキサス州サンアントニオに拠点を置く大手デジタルエージェンシーのGiles-Parscaleを雇い入れ、Webサイトや広告などデジタル戦略のほとんどをキャンペーン終了まで運営させました。

テキサス州サンアントニオを拠点とするデジタルエージェンシーは、世界中の注目が集まる中で、どうやって大統領選挙で成功を収めることができたのでしょうか。「規模においても成果においても、あれだけ高いレベルですべてを行う人材を一社ですべて受け持つことは極めて困難でした」と、Giles-Parscale社長でトランプ大統領の選挙キャンペーンデジタルディレクターを務めたBrad Parscale氏は話します。「それに、全体像を見据えてうまく取りまとめられ、適切なベンダーを参加させる方法を知っているチームが必要でした。Cloudflareは、大規模に高品質の結果をもたらす一方で、コストを抑えることができるベンダーの一つでした。

世界が見つめる中、ドナルド・トランプ氏のキャンペーンサイトを維持する

勝利へと向かうトランプ氏は世界中の注目を集めました。同氏の選挙キャンペーンWebサイトwww.donaldjtrump.comは、世界に向けたトランプ氏の政治的プラットフォーム、ボランティア募集の場やキャンペーンへの寄付募集という貢献能力を提供しただけでなく、悪意のあるサイバー攻撃にもさらされていました。Webサイトのダウンタイムやハッキングによる被害のような、政治的でマイナスとなる出来事がキャンペーンの成功に多大な悪影響を及ぼす可能性は高く、世界中からかなりの規模の注目を集めていたことから、トランプ氏のWebサイトが集中攻撃を浴びることをGiles-Parscaleはわかっていました。そして高度なセキュリティパートナーを見つけることが、危険な状況で高品質の成果を上げるために不可欠であることもわかっていました。

Giles-Parscaleのソリューション:世界規模で対応できる高度なセキュリティ

DonaldJTrump.comは、2015年8月から2016年11月までで2億2650万件の攻撃に受けました。これは1日平均50万件ですが、被害をもたらすことに成功した攻撃は、ゼロでした。WordPressの脆弱性を標的とする攻撃から、SQLインジェクション、さらにハッカー集団「Anonymous」や様々なボットネットによる攻撃まで、DonaldJTrump.comはインターネットに存在する、ほぼすべての種類の攻撃の標的となり、Cloudflareがそのすべてをブロックしたのです。

trump-waf-blocks

Giles-Parscaleは、予期しない障害が発生した場合でも、キャンペーンサイトをすぐにオンラインに戻せるように、多くの冗長性とバックアップを設定しました。さらにCloudflareソリューションエンジニアと協働し、サイト保護に微調整を加え、トラフィックの予期せぬ急増に備えて、アップタイムを確保しました。

「攻撃のほとんどが特定の地域から発生していることを特定できました。そのため、CloudflareのIPファイアウォールで特定の国のIPにCAPTCHAを配置することでこうした攻撃の大半をブロックできました。」とGiles-ParscaleのCTOであるVictor Gutierrez氏は説明します。

DonaldJTrump.comでブロックされたリクエスト trump-block-requests

2015年9月、ドナルド・トランプ氏が共和党の予備選挙前の世論調査で急上昇し始めた時、Giles-Parscaleはトランプ大統領のキャンペーンサイトでCloudflareのEnterprise Planにアップグレードを図り、Advanced DDoS Protection、接続制限の引き上げ、エンタープライズレベルのサポートを利用し始めました。「当初Cloudflareを利用したのは、IPアドレスを難読化し、基本的なDDoS対策を行う目的でした」と、Prscale氏は言います。「我々が世の中の注目を集め始めた時、総選挙中にサイトを効率的に運営するのに役立つキャッシングと高度な保護を提供してくれるEnterprise Planにアップグレードしました。

Giles-Parscaleはセキュリティだけでなく、Cloudflareのパフォーマンスと最適化機能のメリットを十分に感じることができました。「CloudflareのDNSを使って手頃な価格のLoad Balancerを通してトラフィックをルーティングし、ページルールではAWS TTL(有効期限)に関わらず、完全な静的Webサイトを作成しました。こうした機能に加えて、Cloudflareのキャッシングのおかげで帯域幅の費用が大幅に抑えられています」と同氏は説明します。2015年12月から2017年1月まで、CloudflareはDonaldJTrump.comのパフォーマンスを高めながら、帯域幅消費全体の95%にあたる324TBを節約しました。これを行うためにCloudflareのCDNは、www.donaldjtrump.comのコンテンツを世界中100以上あるポイントオブプレゼンスに分散し、提供しました。地理的なレイテンシーを最小限に抑えることで、エンドユーザーにコンテンツをより早く提供する一方で、トランプ氏の配信元サーバーの負荷も軽減することができました。Parscale氏は次のように指摘します。「Cloudflareのおかげで、最終的にサーバー、帯域幅、そのほかのセキュリティ対策費用、人件費を25万ドル以上も節約できました。24時間いつでも電話でサポートを依頼でき、Cloudflareの担当者が手伝ってくれたことがとても役に立ちました。」

DonaldJTrump.com
関連導入事例
主な成果

1日平均500,000件の攻撃を軽減

帯域幅を95%節約

Cloudflareのおかげで、必要な保護やセキュリティを確保しながら、ほかの候補者が費やしていたコストの何分の1にも満たない額でトランプ大統領の選挙キャンペーンサイトを運営できました。

Brad Parscale氏
Giles-Parscale社長/トランプ大統領選挙キャンペーンのデジタルディレクター