Cloudflare、最速かつ安価で柔軟性のある安全なサーバーレスコンピューティングプラットフォーム「Workers Unbound」をリリース

魅力的な料金モデルで容量制限を拡大する新しいサーバーレスプラットフォーム

カリフォルニア州サンフランシスコ、2020年7月27日 — セキュリティ、パフォーマンス、信頼性を備えたより良いインターネットの構築を支援するCloudflare, Inc.(NYSE: NET)は本日、卓越した柔軟性、パフォーマンス、セキュリティ、使いやすさ、料金体系を備えたサーバーレスプラットフォームを開発者に提供するCloudflare Workers® Unboundのリリースを発表しました。Cloudflare Workers Unboundにより、開発者は複雑なコンピューティングワークロードをCloudflareネットワーク上で実行しても、使った分だけを支払うことができるようになります。Cloudflare Workers Unboundを使用すれば、柔軟性の向上に加えて、AWS Lambdaといった集中管理型の従来のサーバーレスプラットフォーム上で実行される同じワークロードと比較して最大75%のコスト削減を実現できます。

Cloudflareの共同創業者兼CEOのマシュー・プリンスは、次のように述べています。「Cloudflare Workers Unboundは、最も魅力的なサーバーレスプラットフォームです。ニッチなエッジコンピューティングソリューションと単に競い合うだけでなく、最も高速、安全、柔軟、コスト効率の高い汎用サーバレースソリューションを開発者に提供するようなプラットフォームを構築するという課題を当社のチームに与えました。Cloudflare Workers Unboundをとても誇りに思っています。開発者がこれでどのようなものを構築するか楽しみです。」

Cloudflare Workersのエッジコンピューティングプラットフォームは、2017年9月より開発者向け利用が可能になっています。前四半期に20,000人以上の開発者がCloudflare Workers上で実行される新しいアプリケーションを作成しました。現在、Cloudflareのグローバルネットワークを介したトラフィックの10%以上はCloudflare Workersによって提供されています。Cloudflare Workers Unboundにより、より多くの使用例を可能にするプラットフォームになり、開発者は、集中管理型の従来のサーバーレスプラットフォームよりも柔軟性とコスト効率の高い、エッジコンピューティングを最大限に活用できます。

Cloudflare Workers Unboundは開発者に次のような様々なメリットをもたらします。

  • 無制限:開発者は、過剰な制限を伴うCPU制約を気にせずに重いワークロードを実行し、使った分だけを支払うことができます。
  • 優れたコスト効率:同じワークロードで比較すると、Cloudflare Workers Unboundは、AWS Lambdaよりも75%、Microsoft Azure Functionsよりも24%、Google Cloud Functionsよりも52%安くなる場合があります。
  • 隠れた追加料金なし:開発者はAPIゲートウェイ手数料やDNSリクエスト手数料といった隠れた追加料金を支払う必要がありません。
  • コールドスタートなし:Cloudflare Workers Unboundは、コールドスタートに数秒かかり予測不可能なばらつきがみられる他社プラットフォームと異なり、コールドスタート時間が0ナノ秒の追加設定なしのサポートを備えた初のサーバーレスプラットフォームです。
  • CPUの抑制なし:ほかのサーバーレスプラットフォームはCPUを抑制するため、ワークロードを実行するのにより長い時間がかかります。効率性の高いCloudflare Workers Isolates Architectureにより、CloudflareはCPUの能力を抑制しないで済むので、ユーザーは1秒間のコンピューティング時間でより多くの作業を完了できます。
  • どこでも高速:ワークロードは100か国以上、200都市以上に広がるCloudflareネットワーク上で実行されるので、全世界のユーザーの平均ネットワークレイテンシーを低減します。
  • 即時更新:開発者が更新したコードは、15秒で全世界に伝播されます。ほかのサーバーレスプラットフォームでは更新するのに数分かかる場合があります。
  • 幅広い言語をサポート:開発者はJavaScript、C、C++、Python、Go、Rust、Scala、Kotlin、COBOLなど、慣れ親しんだ言語でコードを書くことができます。
  • 自動スケーリング:Cloudflare Workers Unboundは、負荷状況に合わせて自動でスケールアウトするため、開発者が新しいインスタンスをスピンアップする心配をする必要はありません。
  • 堅牢なデバッグツール:開発者はデバッグと診断に関する問題を簡略化する新しいツールを使用して生産性を向上させることができます。
  • セキュア・バイ・デザイン:プラットフォームは高度なタイミング攻撃を含む、最新のセキュリティ脅威に耐えられるよう構築されており、Spectreクラスの脆弱性を発見したチームによって検証されています。

Cloudflareは、基本的なワークロード向けにシンプルな料金体系にて、引き続きオリジナルのCloudflare Workersモデル(Cloudflare Workers Bundled)を提供していきます。Cloudflare Workers Unboundにより、 Cloudflare Workersプラットフォームを使用する数十万人の開発者は、CPU制約を気にせずに、より複雑なアプリケーションを作成できるようになります。

RedMonkの共同創業者兼アナリストであるジェームス・ガバナー氏は次のように述べています。「サーバーレスプラットフォームは、コンピューティングの全く新しい経済モデルと根本的に簡素化されたプログラミングモデルの両方を提供してくれるので、開発者は多彩なバックエンドサービスの構築と調整に集中することができます。自動スケーリング、パフォーマンス、可観測性、ビルトインのセキュリティ、幅広い最新のプログラミング言語への対応などがインフラストラクチャによって提供されます。Cloudflare Workers Unboundは、グローバルエッジネットワークを活用して、コストベースで既存のクラウドサーバーレスプラットフォームと対等に競う、クラス最高のパフォーマンスを提供するように設計されています。」

Discordのインフラストラクチャ担当ディレクターであるマーク・スミス氏は次のように述べています。「Cloudflare Workersは、クラス最高のユーザー体験を提供するうえで重要な要素であることを瞬時に証明しました。当社では、コアアプリケーションの配信、ダウンロード認証、スパム/不正使用の軽減など、手広くCloudflare Workersを使用しています。今では当社のエンジニアは、多くの問題を解決するために、Cloudflare Workersを活用しています。」

Optimizelyのシニアスタッフパフォーマンスエンジニアであるマイケル・フッド氏は次のように述べています。「OptimizelyはWorkersを使用して、すべてのリクエストに対してカスタマイズされた、ターゲットを絞ったレスポンスを提供します。Cloudflareのグローバルネットワークとそのエッジコンピューティングプラットフォームが一貫して低レイテンシーを実現するので、公平な競争条件が確保されて、以前は手が届かなかった場所にも製品を出荷できるようになりました。」

ProPublicaのプロダクトデベロッパーであるフランク・シャープ氏は次のように述べています。「当社では、Cloudflare WorkersとWorkers KVを、ここ1年ほどスタックのエッジで使用しています。こうしたツールが可能にしてくれるコントロールの度合いを高く評価しています。パフォーマンスと柔軟性に優れたWorkersにより、高い柔軟性を確保しながら、プラットフォームの安定性を高めることができました」

Workers Unboundは現在プライベートベータ版です。開発者はこちらからサインアップできます。

CloudflareおよびCloudflare Workers Unboundの詳細については、以下をご覧ください。

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Cloudflareについて Cloudflare, Inc.(www.cloudflare.com/ja-jp / @cloudflare)の目指す先には大きな目標があります。それは、より良いインターネット環境の構築をサポートすることです。Cloudflareのプラットフォームを使用すれば、ハードウェアの追加、ソフトウェアのインストール、コードの変更をせずに、インターネットアプリケーションをオンラインで保護して高速化できます。Cloudflareを活用するインターネットプロパティは、すべてのWebトラフィックをインテリジェントなグローバルネットワークを経由してルーティングするため、リクエストごとにスマートになります。その結果、パフォーマンスの大幅な向上とスパムなどの攻撃の軽減を実現できます。Cloudflareは、Entrepreneur誌のTop Company Cultures 2018に選出され、2019年のFast CompanyのWorld's 50 Most Innovative Companiesにもランクインしています。カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、テキサス州オースティン、イリノイ州シャンペーン、ワシントン州シアトル、ニューヨーク州ニューヨーク、カリフォルニア州サンノゼ、ワシントンD.C.、リスボン、ロンドン、ミュンヘン、北京、シンガポール、シドニー、東京にオフィスを構えています。

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