CordialがCloudflare Workersを活用してブラックフライデーを乗り切った方法

ブラックフライデーは、小売業者にとって大忙しの日です。しかし、小売業者が貴社の顧客だとしたら 、どうでしょう?

ユーザー獲得から販売プロモーション、個々のユーザーに対するショッピングカートに放置された商品のリマインダーキャンペーンや購入された商品の出荷確認まで、驚異的な規模で運営されている1対1の通信チャネルがeコマースの世界を動かしています。

世界有数ブランドのカスタマーエンゲージメントプログラムを支える企業のひとつが、Cordial です。Cordialは、Eメール、SMS、アプリ内通知など、あらゆるコンテンツチャネルを通じて高度にパーソナライズされたメッセージ配信のためにゼロから構築されたマーケティング自動化プラットフォームです。他のほとんどのマーケティングツールとは異なり、Cordialは開発者のニーズに合わせた製品のカスタマイズを可能にする一方で、マーケティング担当者が技術リソースに頼らずとも洗練されたインパクトのある組織力を実行できる直感的なフロントエンドを維持しています。

Cloudflareがもたらす違い

2018年の初頭に、CordialはネットワークプロバイダーをCloudflareに切り替えました。CordialのプラットフォームアーキテクトのDaniel Smith氏は、驚くべき改善をすぐさま目の当たりにし、「追加の開発なしですぐに得られる利点は、私たちにとって大きな収穫でした」と説明します。

CordialをCloudflareのネットワークに移動することで、Cordialのサーバーへのリクエストの80%がすぐにCloudflareにルーティングされ、帯域幅とパフォーマンスが大幅に節約されました。さらに、CloudflareのArgo Smart Routingを有効にすると、CordialではAPIサーバーのレイテンシーがArgo前の平均応答時間650msから、有効にした翌日には403msに低下し、導入初日に35%以上の改善が見られました。

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キャッシュ不可能なAPIリクエストレイテンシー(低い方がよい)

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静的コンテンツレイテンシー(低い方がよい)

年内で最も忙しい週末が近づくと、これらの利点は特に重要になりました、ブラックフライデーとサイバーマンデーにまたがる週末です。

Cordialは小売業ではありませんが、弊社のお客様は小売業です。そのため、ブラックフライデーは、毎年命がけのイベントです。オンラインのお客様はせっかちで、パフォーマンスの低下やリンク切れがあれば、競合他社に流れてしまいます。Cordialは、その商戦のトップに立つ必要があります。小売店のように、ブラックフライデー前の数週間で大量のトラフィック量、そして当日殺到する量を予測して管理しなければなりません。

Cloudflareのコンテンツ配信ネットワークとArgo Smart Routingは、Cordialが堅実な基盤を築くうえで役立ちました。さらに、ブラックフライデーに備えて、Cordialは強力な新しいツールを導入しました: Cloudflare Workers

Workers準備完了

Cloudflare Workersの中核をなすのは、革新的な概念です。Cloudflareのグローバルクラウドネットワークを構成するサーバー(つまり、各訪問者に最も近いマシン)を使用して、専用の仮想マシンやコンテナなしでサンドボックス化されたコードを実行します。Cloudflare Workersは、ブラウザーとリクエストを処理するマシンの間の距離を縮めることで、レイテンシーを大幅に削減し、低コストで大幅なパフォーマンスの向上を実現します。

ブラックフライデーの準備期間では、Cordialは、プラットフォームアーキテクトのDaniel Smith氏が「Workersの集まり」と呼ぶ、何十ものミニアプリを作成し、同社は、それらをすぐにデプロイする準備を整えました。各Worker は、特定のジョブに適しています。たとえば、ジャンクの可能性が高いトラフィックを破棄したり、特定の種類のリクエストを特定のサーバーにルーティングして、アクセスが集中する時間帯の負荷を軽減します。チームはまた、不測の事態にどのWorkerを呼び出すかを概説した「決戦日」文書を作成しました。

ついに、ブラックフライデーの週末、インターネットに商戦の嵐が吹き荒れたとき、Cordialは準備万端で臨み、「Workersの集まり」により、何百万ものEメール、テキストメッセージ、その他の通信を滞りなく送信しました。

先を見据える

Cordialはまた、Cloudflare Workersを使用する革新的な方法を発見しました。顧客の1社が、カスタムバーコードを生成して顧客のEメールに埋め込む方法をリクエストした際、CordialはWorkersを使ってオーダーメイドのアプリを開発しました。WebアセンブリにコンパイルされたRustを使って、CordialのWorkersアプリでは、追加のサーバーなしで、Workers内ですぐにバーコード画像を生成して送信できるのです(実際の機能の仕組みについては、このリンクを参照してください: )。さらに、Smith氏は、アプリを導入して以来、チームはそれについて考える必要はほとんどないと言います。

「Cloudflare Workersでなかったら、このマイクロサービスのために、別のサーバークラスタを管理する必要があったでしょう。それには、追加の保守管理費と諸経費がかかります。Workersなら、心配無用です。」— Daniel Smith氏、 Cordial プラットフォームアーキテクト

cordialoncloudflare

 <center><em>CordialのWorkersアプリですぐに生成されたバーコード</em></center>
CordialがCloudflare Workersを活用してブラックフライデーを乗り切った方法
関連導入事例
主な成果

• リクエストの80%がCloudflareサーバーにルーティングされ、大幅なコスト削減とパフォーマンスの向上を実現

• Argo Smart RoutingによるAPIサーバーレイテンシーを35%以上低減

• カスタム化したCloudflare Workersを複数構築することで、トラフィックの需要をリアルタイムで管理

Cloudflare Workersでなかったら、このマイクロサービスのために、別のサーバークラスタを管理する必要があったでしょう。それには、追加の保守管理費と諸経費がかかります。Workersなら、心配無用です。

Daniel Smith氏
Cordial、プラットフォームアーキテクト