コントロールプレーンは、ネットワークの中でデータをどのように転送するかを制御する部分であり、データプレーンは実際の転送処理にあたります。
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ネットワークにおけるプレーンとは、特定の処理が行われる場所に関する抽象的な概念です。この用語は、「存在のプレーン」という意味で使用されます。ネットワークで最もよく参照される2つのプレーンは、コントロールプレーンとデータプレーン(フォワーディングプレーンとしても知られる)です。
コントロールプレーンは、どのようにデータパケットを転送するか、つまり、ある場所から別の場所にデータをどのように送信するかを制御するネットワークの一部です。例えば、ルーティングテーブルを作成するプロセスはコントロールプレーンの一部と見なされます。ルーターは、さまざまなプロトコルを用いてネットワーク経路を特定し、これらの経路をルーティングテーブルに格納します。
パケットのをどのように転送するか決定するコントロールプレーンとは対照的に、データプレーンは実際にパケットの転送を行います。また、データプレーンはフォワーディングプレーンとも呼ばれます。
コントロールプレーンは、街のあちらこちらにある交差点に設置されている信号機のようなものと考えてください。一方、データプレーン(フォワーディングプレーン)は道路を走行し、交差点で停止して、信号に従う車のようなものです。
ネットワークトポロジーとは、ネットワークにおけるデータの流れ方を指した言葉です。コントロールプレーンは、ネットワークトポロジーの確立・変更を行います。ここでも、街角の交差点で機能する信号機を思い浮かべてください。ネットワークトポロジーは整備された道路の道筋のようなもので、ネットワーク内のコンピューティングデバイスは、それらの道路につながる目的地のようなものです。
Software-Defined Networking(SDN)は、ソフトウェアを用いてネットワークの管理と設定を行う技法です。SDN技術により、IT管理者はネットワークを構成する際に、物理的な機器の構成を変更する代わりに、ソフトウェアアプリケーションを使用して構成を変更することができます。SDNは、コントロールプレーンとフォワーディング/データプレーンを分離することで実現します。