ダイナミックDNS

ダイナミックDNSは、利用したいウェブ・サービスが最近IPアドレスを切り替えてもDNSがクエリを行えることを保証します。

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ダイナミックDNS

学習目的

この記事を読み終えると、以下のことができます。

  • ダイナミックDNSの定義
  • なぜダイナミックDNSが必要か理解する

ダイナミックDNS(DDNS)とは?

APIやWebサイトなど、多くのWebプロパティは、IPアドレス上で実行されます。これらのプロパティの事業者がホストされているリソースに特定のドメイン名を付けたい場合、IPアドレスを Domain Name System(DNS)レコードに格納しなければならないため問題が生じます。ダイナミックDNS(DDNS)は、IPアドレスが絶えず更新されていても、Webプロパティの正しいIPアドレスでDNSを更新するサービスです。


たとえば、Web管理者がドメインネーム「www.example.com」とIPアドレス「1.2.3.4.5.6」を持つ小さなWebサイトを維持・管理しているとします。別のユーザーがブラウザーにwww.example.comを入力すると、DNSは1.2.3.4.5.6のサーバーにユーザーをリダイレクトします。Web管理者のISPがIPアドレスを1.2.3.4.5.7に動的に変更した場合、www.example.comを訪問しようとするそのほかのユーザーが、正しいIPアドレスに接続できるように、ダイナミックDNSサービスは自動的にWeb管理者のDNSレコードを更新することができます。

一部のIPアドレスが変更される理由は?

インターネットの黎明期には、IPアドレスが変わることはめったになかったため、ドメインの管理はずっと簡単でした。しかし、インターネット接続によりWebとホームコンピューターが急成長したことで、利用可能なIPアドレスが不足する事態が発生しました。そうした経緯で生まれたのが、ISPがIPアドレスをユーザーに動的に割り当てることを可能にするDynamic Host Configuration Protocol(DHCP)です。通常、ISPはIPアドレスの共有プールを維持し、接続が確立されている間または最大接続時間に達するまで、必要に応じて、ユーザーにIPアドレスを割り当て(貸し出し)ます。IPV6の導入によりIPアドレス不足の問題は緩和されましたが、静的IPを提供するよりもコスト効率が良いため、現在でもISPはDHCPを使用することが多いです。


主要なWebサービスを実行する大企業は、標準のDNSプラクティスを使用して運用できるように、ISPから不変または「静的」IPアドレスを取得する必要があります。対照的に、小規模なサービスでは、ISPによってIPアドレスが頻繁に変更される傾向があるため、DNSレコードを最新の状態に保つためにダイナミックDNSソリューションが必要です。これらの小規模なサービスには、中小企業のWebサイト、個人のWebサイト、DVR、およびセキュリティカメラなどがあります。

ダイナミックDNSの仕組みは?

さまざまな機能と技術を備えたダイナミックDNSサービスを提供する会社は数多くあります。ダイナミックDNSを有効にする最も一般的な方法は、コンピューターまたはルーターで実行されるソフトウェアをユーザーに提供することです。このソフトウェアは、ISPが提供するIPアドレスが更新されるたびにダイナミックDNSサービスプロバイダーと通信します。これを受けてダイナミックDNSプロバイダーは、変更を反映させて、DNSをほぼ瞬時に更新します。