DNSのAAAAレコードは、IPv4アドレスに対応するAレコードと同様に、ドメイン名とIPv6アドレスを照合するものです。
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DNS AAAAレコードは、ドメイン名とIPv6アドレスを照合するものです。DNS AAAAレコードは、DNS Aレコードと全く同じですが、ドメインのIPv4アドレスの代わりにIPv6アドレスが登録されています。
IPv6はインターネットプロトコル(IP)の最新バージョンです。IPv6とIPv4の大きな違いの一つは、IPv6アドレスがIPv4アドレスよりも長いことです。市外局番の電話番号の数が限られているように、インターネットではIPv4アドレスの数が不足しています。しかし、IPv6アドレスは、膨大な配列を提供するため、可能なIPアドレスがはるかに多くなります。
IPv4アドレスとIPv6アドレスの違いを示す例として、Cloudflareでは、パブリックDNSリゾルバを提供しており、これはデバイスのDNSを1.1.1.1と1.0.0.1に設定することで誰でも利用することができます。これらはIPv4アドレスです。このサービスのIPv6アドレスは2606:4700:4700::1111と2606:4700:4700::1001です。
こちらは、AAAAレコードの例です。
example.com | レコードのタイプ: | 値: | TTL |
---|---|---|---|
@ | AAAA | 2001:0db8:85a3:0000: 0000:8a2e:0370:7334 |
14400 |
Aレコードと同様に、AAAAレコードにより、クライアント機器はドメイン名のIPアドレスを知ることができます。これにより、クライアント機器はWebサイトに接続し、読み込むことができます。
AAAAレコードは、ドメインがIPv4アドレスに加えてIPv6アドレスを持ち、該当するクライアント機器がIPv6を使用するように設定されている場合にのみ使用されます。すべてのドメインは1つ以上のIPv4アドレスとそれに付随するAレコードを持っていますが、すべてのドメインがIPv6アドレスを持っているわけではなく、すべてのユーザーデバイスがIPv6を使用するように設定されているわけでもありません。
しかしながら、IPv6の普及率は高まりつつあります。これは、利用可能なIPv4アドレスの数が急速に減少しており、複数のデバイスが一つのIPv4アドレスを共有することを余儀なくされていることが多いため、今後もこの傾向は続くと思われます。この問題に対処するため、Cloudflareは2016年にすべてのお客様に対するIPv6の有効化を開始しました。
恐らく将来的に、すべてのドメインがAAAAレコードを持つようになるでしょう。
詳しくはDNSレコードをご参照ください。
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