ハイブリッドクラウドが作動するためには、いくつかの異なるタイプのインフラストラクチャ間の統合が重要です。
この記事を読み終えると、以下のことができるようになります。
記事のリンクをコピーする
ハイブリッドクラウドとは、異なるタイプの複数のインフラストラクチャである、パブリッククラウドとプライベートクラウドまたはオンプレミスインフラストラクチャを組み合わせたクラウドです。ハイブリッドクラウドの導入は一般的になってきており、多くの企業がパブリッククラウドコンピューティングの能力と、より厳密な管理の可能なプライベートインフラストラクチャの組み合わせを求めています。
ハイブリッドクラウドのアーキテクチャは、実に多様です。ハイブリッドクラウドのデプロイでは、オンプレミスインフラストラクチャとパブリッククラウドを組み合わせて用います。
パブリッククラウドにプライベートクラウドを組み合わせることも可能です。
あるいは、複数のパブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスインフラストラクチャを組み合わせることもできます。使用するセットアップに関係なく、すべてのハイブリッドクラウドアーキテクチャには共通の特徴があります。
*API(アプリケーションプログラミングインターフェイス)では、別のアプリケーション(この場合クラウドサービス)からアプリケーションの能力や機能を「呼び出し」て、アプリケーション自身のサービスにその能力や機能を組み入れることができます。
**「SLA」はサービスレベル契約の略で、クラウドベンダーが提供するサービスを定義したものです。
ハイブリッドクラウドでは、異なるインフラストラクチャ間のネットワーク接続がきわめて重要です。インフラストラクチャ同士が接続されていなければ、組織で実際にハイブリッドクラウドを運用することはできません。接続されていなければ複数のクラウドを並行して動作させることになるため、すべてのクラウド間でのデータの整合性を維持することはできません。
パブリッククラウド、プライベートクラウド、およびオンプレミスインフラストラクチャは、次の方法で接続することができます。
Cloudflareは、マルチクラウド等の他のタイプのクラウドに加えたハイブリッドクラウドのデプロイメントの管理を容易にします。100か国、275都市を網羅するCloudflareのクラウドネットワークは、あらゆるクラウドインフラストラクチャの前線に配備され、DNS、DDoS攻撃からの保護、コンテンツアクセラレーション、TLS暗号化、その他重要な機能を担っています。Cloudflareでは、クラウドデプロイメントの重要な側面であるユーザーのアクセス制御もサポートしています。